真夜中の相談屋敷

【相談7】はづきんエンザ /その 3

月斗はリビングに入ると、テーブルに長袖のワンピースと裁縫道具を置いた。

「月斗、それは…?」

「俺が前に“作った”ワンピース」

…え…、作った…?

月斗はそう言って椅子に座る。

「小野寺さん。タンクトップは?」

「え…、あぁ…」

私は部屋に行ってタンクトップをクローゼットから取り出し、リビングに戻るとそれを月斗に渡した。

「縫い付けるけどええ?」

「縫い付け…る?」

よく分からなかったが、私はとりあえずうなづいた。


月斗は裁縫道具の中から裁ちばさみを取り出した。



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