真夜中の相談屋敷

【相談1】マザコン少年の憂鬱 /その 4

夕方。

さっきまであきの遊び相手をしていたが、現在あきはリビングのソファで眠っている。

私はあきの相手に疲れ果て、自分の部屋に戻りベッドに腰を下ろした。

今晩あきの除霊をする。

それまでの我慢だと思い、必死に遊んでいた。

「…全然学校行ってない」

一番気がかりなのはそれだった。

不登校とか思われていないだろうか。

私はひとつため息をつき、ベッドに寝転がった。

「……なんで天井にへばりついてるの」

『あら?バレたー?』

部屋の天井におばさんが私をじっと見るような形でへばりついている。

おばさんはフワッと降りてきて私の横にきた。

『どうしたのー?元気ないじゃない』

「別に…」

私はむくりとベッドから起き上がった。

『あらあら、またツンツンしちゃってー』

「…クーデレツンキャラ…」

『なぁに?それ』

「いえっ、別に」

おばさんはクスクス笑っている。

「あの…」

『ん、なぁに?』

「私がここに来る前も…、葉月は帰って来なかったの?」

『……』

「葉月…、一体夜に何してるの…?」

『……ふふっ。なぁに?心配してるのー?』

「べ、別に心配とかじゃ…!」

おばさんに反論しようとしたが、おばさんはニヤニヤして私を見ている。

「うっ…。…し、心配してあげてるの!」

私はふてくされた態度をとり、おばさんはそんな私が少しおかしかったのかクスリと笑う。

『ふふっ…、心配しなくても大丈夫よ。葉月は夜にね、みんなのために頑張ってるの』

「頑張る…?」

おばさんは微笑んだ。



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