真夜中の相談屋敷

「瀧って、頼れる姉…みたいな感じだよね」

「姉?……男だよ?」

「知ってるよ。だけど…、そう感じるの」

男の娘だからということもあるのだろうが、瀧を姉のような存在で見てしまう。


「瀧みたいな“本当のお姉さん”が居たら、きっと私、たくさん頼っちゃう」


「……」


そう言ってケラッと笑い瀧に目を向けると、瀧は優しい微笑みを私に向けていた。



「お姉さんみたいに感じるってまいまいが言うならそれは…、瀧は“瀧になれてる”…」


そして小さな声で、そう言った。



「瀧に…なれてる…?」



瀧はそれ以上、何も言わなかった。


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