真夜中の相談屋敷

【相談8】女子会 /その 4

こんな時に限って、店内に流れる音楽はポップで明るい曲だ。

「……じょ……そう…?」

沈黙を破ったのは瀧だ。

…やっぱり言わない方がよかった…!

こんな微妙な空気になって、且つあきの秘密をバラしてしまった。

…あき…、ごめん…。


「あっきーにそんな趣味あったっけ?」


瀧は人差し指をこめかみに当てて不思議そうな顔をしている。

『あきに限ってそんなことないと思うけれど?』

「倉重くんは真面目ですし…。私も花子さんに同意です」

みんなあまり驚きもせず否定をした。

「違うんだよ…!なんかこう、違うんだよ!」

『何が違うのかしら』

じわじわと言いたいことがあるが、言葉が詰まってしまう。

「う〜ん…。実際見てみないと、本当なのかどうか分からないなぁ…」

そう、それだ。

私が言いたかったことは。

みんな実際に見ていないから分からないのだ。

「まいまい、証拠みたいなヤツあるの?」

あの写真。

月斗に渡された写真が証拠。

「そんな都合良く持ってるわけ…、あるけど」

顔を引きつらせた笑みで、私はポケットから証拠となる写真を出した。


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