真夜中の相談屋敷

【相談9】相談屋、男子組の悲劇 /その 1

第2寮のある一室。

窓から射し込む夕日の光。

鳴き止まない蝉の声。

「…小野寺さん…」

…っ…、

向かい合って立っている私とあき。

あきは私の肩に手を置いている。

「うつむかれると…、その…、キス…できないんだけど……」

…うっ…。

あきに指摘され、私はゆっくりと顔を上げあきの顔を見る。

あきの顔も私の顔も、お互いに赤い。

「あ…あき…。あのさ、この…キス…は…」

「黙って」

「う…」










こんな状況になってしまったのも、全て月斗のせいだ。








きっかけは、今日の午前中にあった補習の時のことだった。









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