真夜中の相談屋敷

教室の窓から射し込む太陽の光が眩しく、積乱雲が高くのぼっている。

蝉の鳴き声もまだうるさく、もうすぐで夏休みが終わるのに、その気配を感じさせない。

お祭り1週間前となり、今日で補習が終わる。

今日もユウは葉月と一緒だ。

補習最終日は午前中だけで確認テストを行う。

15問の小テストだ。

私は机に向かってカリカリとそれを解き、月斗は私の解答用紙を頬杖をつきながら隣でじっと見ている。

月斗は確認テストを行わなくてもいいのだ。

「む…」

最後の1問が分からずなかなか解けない。

10問以上正解していればいいのだが、この夏休み毎日補習をしてきたのだから、なんとかして全問正解を目指したい。

「……そんなんも解けへんの?アホなの?」

「な…っ!?」

莉央は一体この人のどこが優しいと感じているんだろう。

そんな莉央に、補習の時に“その理由”を月斗に聞いてみればいいと言われ、その後何度も補習で聞こうとした。

でも月斗はその後の補習になかなか顔を出さず、ついに今日まで先延ばしになってしまった。

聞くなら今しかない。

「…あのさ……」

「んー?」

シャーペンをギュッと握り締め意を決し、月斗を見た。

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