真夜中の相談屋敷

【相談9】相談屋、男子組の悲劇 /その 4

私達の間には沈黙が走っているため、自習室にはクーラーの音と蝉の鳴き声が無駄に大きく聞こえる。

…どうすれば……。

月斗はきっと薄々気づき始めているんだろう。


今のあきが今日だけの演技だってこと。


キスしないと月斗は信じないだろうし、あきのモデルは終わらない。

だけど本当にキスなんてできない。

…ん…?

私の目に止まったのは、月斗、私、そしてあきの位置関係だ。

月斗は私達の正面に立っている。

…あっ、

私がこのままの位置に居て、あきが私の正面に立ってくれれば…。



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