真夜中の相談屋敷

【相談10】最後を告げる花火 /おまけ -舞side-

…気まずい………。

おじいちゃんが成仏した後こんな話になった。

まともにお祭りを楽しんでないし、何か夏らしい思い出を作りたいな。と葉月が持ちかけた。

それなら自分達でできる花火をしよう。とあきが提案。

じゃあ近くのコンビニで花火とか買ってくる。と、葉月はそう言い残し神社を後にした。

つまり…、


今神社に居るのは私とあきのふたりだけ。


そしてさっきのキス騒動。


気まずすぎるんだけど!?



葉月がコンビニに行って早5分くらい経っているが、さっきから会話がない。


気まずすぎるんだけど!?



でも何かしらの会話はしなければならない。


夏休みが終われば学校が始まるし…。

部活動も始まるし………。


…よし、ここは私が…。

私達は参道に並んで立っている。

私はあきの方にはあえて目を向けず、あきに話しかけようとした。

「あ…」

「あのさ…」

…っておい!

私が声をかけようとしたと同時に、あきも私に声をかけた。

そのため言葉が重なる。

「あ、えっと…、なに?」

「あ…、いいよ。小野寺さんからで…」

「いや…。え、でも…」

なんだこれは!

青春時代の淡い初恋かっ!

口裂け女と人体模型かっ!

なんか頭の中がグルグルと混乱してきて真っ白になってきた…。

言いたいこと忘れたんだけど…。

「いいよ。あきからで。てゆーか、あきから言って」

私が強制的にすると、あきは一瞬ためらったがしぶしぶというような感じでうなづいた。



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