真夜中の相談屋敷

【雑談】各章番外編 /10年前の人体模型 -花子さんside-

暇つぶしに理科室に来て、恒例の人体模型の恋の相談に乗る。

恋の相談は3割。

そして残りの7割は…、

『あ、イメージチェンジですか?』

『えぇそうよ。似合ってるかしら?』

『はい。とっても』

人体模型はいつものようにコーヒーを淹れるとそれを私に差し出した。

私はそれを受け取る。

そしていつものように椅子に座り、足を組んで優雅にコーヒーをたしなむ。

…で、いつものように…、



『……………羞恥心ってなんでしょうね』



いつものように、人体模型の愚痴が始まる。

7割はこれである。

人体模型は冷めた笑みで焚いているコーヒーに視線を落としている。


『まぁ、人間達に身体の構造を教えるために僕は居るんですけどね。でも剥き出しですよ、剥き出し。左側は筋肉が剥き出しで右側は皮膚。そして胴体の真ん中は腸だの胃だの綺麗に並んでいるようでグロい構造が剥き出し』



…今の呪文かしら…。

よく噛まずにペラペラと喋れますわね。とか思いつつ、またコーヒーを飲む。

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