真夜中の相談屋敷

【雑談】各章番外編 /単品だけじゃダメなんです。 -ユウside-

ママ達は明日、『きまつてすと』っていうのがあるから、莉央お姉ちゃんと一緒に家でお勉強するみたい。

葉月お兄ちゃんはお菓子を買ってくるって言って、コンビニへお出かけした。

ママ達はお兄ちゃんが帰ってくるまで、『りびんぐ』って所にある『ふかふかの椅子』に座ってのんびりしていた。

「やっぱ莉央って葉月のこと好きでしょ?」

「そんなわけないってずっと言ってるじゃないですか」

「じゃあなんで葉月に教えてもらいたいって思うの?例えばあきとかでもいいんじゃない?」

「倉重くんじゃダメなんです。河瀬くんでなければ…」

「なんで?」

「別に河瀬くんに好意を持ってるとか、そういうのじゃないんです。でも、強いて言うならば…」



お姉ちゃんは手をグーにした。



「私は『おかん系男子』に対して強く萌えを感じるんです!」


「はい!?」


お姉ちゃんが言うとママはビックリしている。

お姉ちゃんは元気良く言ってるけど、顔は笑ってなかった。

ママはボソッと、さすがポーカーフェイス。って言った。

「河瀬くんに関してはもう完璧な『おかん系』ですよ!」

お姉ちゃんはやっぱり笑わない。

「ま、まぁ…。私も葉月のこと母親みたいだと薄々感じてるけど……」

…お兄ちゃんがママ?

「それに河瀬くんは見かけによらずな『おかん系』です。それを私が放っておくわけないじゃないですか」

「いや莉央の事情は知らないけど!な、なんでそんなに『おかん系』に萌えるの…?」

「いやですね?これはゲームがきっかけだったんですけど…」

「やっぱりきっかけはゲームなんだ…」

「そのゲームの敵キャラが『おかん系』だったんです。そのキャラがきっかけで『おかん系』に萌えを感じ始めました」

「は、はぁ…」

「そして家庭科の調理実習の時、私は見てしまったんです。いいえ、見つけてしまったんです!河瀬くんが軽々と料理をしているところを!」

よく分からないけど、お姉ちゃんはそれがきっかけでお兄ちゃんを『おかんけいだんし』って言い始めたみたい。

「もう観察するしかないじゃないですか!」

「いや本当知らないけど!」

ママは少しだけ顔が引きつっている。

「でもですね。これは『おかん系男子』に関わらず、『系男子』に関わることなんですが…」

「…?」

…『けいだんし』ってなんだろう…。

「『系男子』はその要素。つまり『系』がサイドメニューにあるからいいんです」

「………は?」



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