真夜中の相談屋敷

【雑談】各章番外編 /『相談屋』に足りないもの -月斗side-

「はい、倉重くんの服」

小野寺さん達は各々の家に帰り、俺は倉重くんに隠していた倉重くんの服を返す。

「うぅ…」

「ごっつ楽しかったわ!」

恥ずかしがっている姿を見れて。

「なんで僕だけこんなに浴衣短いの…?」

「恥ずかしがればいいと思って」

「うぅ……!」

…小野寺さん、喜んどったな…。

小野寺さんは倉重くんが好き。

というのが違うということぐらい、俺だって分かっている。

わざと小野寺さんの前で言った。

そして河瀬くんにあの写真を見せることで…。

「ごじれるかな〜っ!『相談屋』!」

「こじれる?」

「あ、こっちの話」

小野寺さんに倉重くんを意識させるように仕向け、河瀬くんがこのふたりを今後どう見て行くか…。



こじれればいい。

こじれればいい。

つーか、こじれろ。


『相談屋』にはこじれこじれる“三角関係”が足りへんねん。


これから『相談屋』を観察しよう。

また楽しみが増えた。


「あのさ、高坂くん」

「ん?」

「月1にしてよ!毎週毎週は嫌なんだけど!せめて月の最後の週とかさ…」

「……は?」

「いいでしょ!?」

「……別に構わんけど」

俺の承諾を得ると、倉重くんは満足そうに部屋に戻って行った。

「…倉重くん……。考えが麻痺しとる…」

女装させてる俺が言うのもなんやけど。




【相談9】雑談〜終〜

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