真夜中の相談屋敷

【雑談】各章番外編 /変わりすぎ -舞side-

花火をし終わった帰り道。

「…つーかさ……」

「ん?」

「お前、ユウの母親捜ししたか?一度でも」

…うっ。

私は葉月達から目線を逸らす。

「え、あ、えー…」

「してないんだね。これっぽっちも」

「う…」

「見つけてあげるとか言っときながらしてねぇとか……」

「うぅ…」

ふたりはここぞとばかりに母親捜しの件について追い打ちをかけてくる。

「だ、だってだって!まだなんの手がかりも見つかってないし…。それにユウの記憶も戻ってないし…!」

ユウの記憶が少しでも戻れば、母親捜しも進展するのだが…。

今はなんの手がかりもない。

「…ねぇ小野寺さん」

「なに…?」

「『相談屋』って知ってる?」

「は?」

あきはそう言ってニッコリと笑っているが、急におかしなことを言い出した。

「幽霊が見えるヤツらが集まって、生徒やお化け達の悩みの相談に乗る『相談屋』」

葉月もあきと同じようにおかしなことを言い出した。



「頼って?僕達を」

「お前ひとりじゃ無理だろ?」


…!



あぁ、そっか…。


これ…、


私の悩みになってたんだ…。




「……『相談屋』に相談があるんだけど…」




生徒の悩みの相談に乗る『相談屋』。

でも…、

真夜中になるとその『相談屋』は、幽霊やお化け達の相談にも乗る活動をする。

その活動のことを、『相談屋敷』という。



一風変わった……というか、




「ユウの母親捜しを手伝って!」





変わりすぎな部活動。




【相談10】雑談〜終〜

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