真夜中の相談屋敷 2

【相談3】3人組 /おまけ -あきside-

「なんか倉重くんって、子どもっぽいよね」

と、小野寺さんが保健室を出た後、柴咲くんにそう言われた。

「保健室の先生から聞いたんだけど、子どもっぽい人は幼い頃に自分から親に甘えなかった人なんだって」

幼い頃に満たさなかった“甘える”という欲求を、子どもっぽさで満たしていると、柴咲くんは保健室の先生から聞いたらしい。

「甘えなかったのは認めるけど、子どもっぽいっていうのは…」

「子どもっぽいやろ」

「………子どもっぽくないし。僕…」

もう少しで昼休みが終わるため、僕と高坂くんは教室に戻ろうと保健室から出て、教室に向かう廊下を歩いていた。

「子どもっぽさで甘えるっていう欲求を満たしてるって…、どういうこと…?」

「俺に聞かれても知らんし」

「だよね…」

「…けど…まぁ、あれなんちゃう?子どもっぽい言動して、女子に母性本能をくすぐらせる…とか…」

「うん」

「そんで、自分にかまって…みたいな…」

「それ言ってて恥ずかしくないの?」

「恥ずいに決まっとるやろ!お前が聞いてきたで!せやから応えただけや!」

「いや…、まぁ…、そうなんだけど…」

まだ僕らが保健室に居た時、高坂くんのお説教の最中、柴咲くんは僕の行動が子どもっぽいと指摘した。

その指摘から話が広がり、子どもっぽさが出る人のことについて教わった。

けれどこの考えは保健室の先生の考えであって、本当にそうなのかは定かではないと、柴咲くんは言っていた。

「そんなこと……僕したことないよ?」

「…天然無自覚ほど恐ろしいモノはないな…」

「天…?」

「気にすな」

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