真夜中の相談屋敷 2

【相談5】恋する乙女の残夢 /その 4

「あっ…あれ…!?怒ることって告白することだったっけ…!」

…違うよ!違うけども!

目の前で告白をされたあきは、若干他人事ではない告白のため、自分に言われたことではないけれど頬を赤らめている。


『あら、面白い展開ですこと』


「おっ、面白くなんかないよ…!この状況はヤバいよ…!」

莉央の内なる恋心が鬱憤と共に見事に爆発して、しかもそれが本人にもその他もろもろの人達にも聞かれた。

とにかくヤバい状況だ。

…って、

「ん!?」

『ごきげんよう、皆様方』

「はっ…花子さん…!?」

花子さんがいつの間にか私の足下でしゃがみ込んでいた。

肘を膝に置いて、頬杖をついている。

「い、いつの間に…!?」

私は慌てて花子さんの隣に、両膝を床に着いて立て膝をする形で座った。

『恋あるところに花子あり…ですのよ?』

「初めて聞いたよ!そんな格言!」

『な〜んて言うのは冗談ですわ』

花子さんはクスリと笑った。

『理科室へ向かおうとしている最中、こんな光景を目にしたので、思わず足を止めて見ていたのですわ』

「い、いつ頃から…」

『そうね…、僕の格好を見て…!と、あきが言ってた辺りくらいかしら』

「ほぼ最初から!」

花子さんは私達の背後からその様子を見ていたらしい。

その後、私の隣に来てしゃがみ込んだようだ。

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