好 き の 内 側 を 見 せ て 。

12







企画部にいる同期との仕事。それがピークを迎えていて3日続けての終電での帰宅、それが4日目の今日は終電にすら間に合わなかった。




車通勤の同期に送ってもらい無事家に辿りついて、リビングのテーブルにある手紙をみる。大概は労いの言葉と、晩ご飯とそれの食べ方の説明や温め方が書いてあるもので那加と会うことの出来ない日にはそれが置かれていることが多い。





今日はその手紙の追記に、部屋に置くお花が見に行きたいです、とあり那加からのデートの誘いと受ける。




仕事は一応土日休みの週休二日制。でも企画が動いている時にはまれに出社している日もあって今回も出なきゃならないかとたかを括っていたのだが、滅多にこういう可愛いことを言わない那加が手紙に残してくれたのだからなんとかして調整しようと温めたオムライスをかきこむ。



金曜、朝一番で営業先へ向かい昼に会社に戻ってからは資料の作成に全力を注いだ。任せられるものは同期や後輩に回したのだが、頼りになる後輩が体調不良で早退。その穴はあまりにも大きく、やはり明日は仕事に出なきゃならないかと思っていた矢先に那加からの着信。



那加はとっくに帰っていて、家で一通りの家事を終えたところだろう。そもそも会社にいると分かっている時に電話がかかってくることなんて今までなかった。






0
  • しおりをはさむ
  • 211
  • 40
/ 174ページ
このページを編集する