好 き の 内 側 を 見 せ て 。

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まきちゃん、
それはわたしの後輩の名前。
読モの経験もある彼女は女のわたしから見てもすごく可愛くて男の人が彼女にしたい、と思う気持ちが分かるほど。



そんなまきちゃんが支部から本部に出向してきて、本部と呼ばれるわたしたちの会社の男性は朝から浮き足だっていた。わたしは大学時代からまきちゃんのことを知っていたので、さほど驚くこともなくただ一緒に働けるんだなくらいに思っていた。



なのに、人事部に派遣されているまきちゃんは昼休みになるいなやわたしのもとに駆け込んできてこう言った。



「 御影さんのこと紹介してください 」



那加先輩、御影さんとペア組んでるって聞いたんです。仲良しなんですよね?なんて言われて周りの先輩たちにはまきちゃんなら落とせるかも、釣り合いそうなんて言われたものだからとりあえず首を縦に降るしかなくて。



「 、うん 」

「 やったー!早く行きましょ 」


そう言われて腕を引かれて営業部の前。恥ずかしいからとりあえず挨拶する体で大丈夫なんで、とまきちゃんに言われていたのでデスクに向かって資料とにらめっこしている御影さんにお疲れ様ですと声をかける。






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