覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

PROLOGUE /少年A

 



翌日の新聞には小さな記事が載った


【暴走族少年 覚せい剤乱用死】


大抵の人間は無関心か

自業自得だと言った

覚せい剤なんかに手を出すから

そういう事になるんだと言った


でも真実は違う

少年は自分から手を出した訳ではない

監禁され開放された時には

中毒にされていた


少年には心から愛した女がいた

少年が18になったら結婚しようと

これからの人生2人で

生きるんだと約束していた


監禁された少年がやっとの思いで

戻った時には彼女もまた

レイプされ中毒にされていた

彼女はもう少年の知る彼女では

なくなってしまっていた


少年を避ける様になり

果てには、薬をくれる男の所へと

行ってしまった

少年は絶望し、後悔した

彼女を守れなかった事も

気持ちとは逆に薬を絶てない自分も

やりきれない思いを抱いたまま

また薬に手を伸ばす



0
  • しおりをはさむ
  • 3013
  • 5404
/ 436ページ
このページを編集する