覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

祭 /奇襲




路地を通り裏口に戻ると
優人くん達は待っててくれた


『暁人、こっちは大丈夫だよ
 あと3人…
 助ける女の人と
 内田の女の人が数人

 女の人はそれだけ』



「ああ…
 じゃ…俺等乗り込むぞ、いいか」


『うん』


「優人達に裏から誰一人逃すな…っとけ
 それからお前は大人しく…
 …訳ねぇな…」


フッ…と暁人が笑ったのがわかる



「擦り傷1つ作るなよ」


『わかってる』


「じゃ、行ってくる」



携帯は切れた
次の瞬間にバァァン---と
音がしたから乗り込んだんだろう


もう向こうは安心だね




『優人くん、暁人がね?
 誰一人、裏口から逃がすなだって』


「了解」



ニヤリと笑う優人くんは
大地くん達と裏口を囲む様に
半円を作って座った


意外と血の気が多いタイプなのかも…



「みぃ…こっち来いよ」



サトシ達に呼ばれて路地裏の一角
あの店の対面にある階段に腰掛ける



「あ…ええと…」



同盟の人が顔を赤くして
アタシを見つめる


どうしたのかな?


そう思い首を傾げると
ますます顔を赤くして俯いてしまった



『あのぅ…?』



「ああ…コイツみぃね
 んでこっちが鬼乱の尾形に
 炎楼の和樹それと虎吼の音弥さんだ

 俺と祐二の中学の先輩ね」



『よろしくお願いします 
 藍沢みどりです
 みぃって呼んで?』


「あああ…はい…」


「なんでお前ら固まってんの
 みぃは同級だぞ
 知ってんだろ?」


「そうそう…音弥さんも」


「あ…いや…けど…
 蓮杖さんの大切な人だしな…」


『あの…アタシはただのみぃです
 それじゃダメですか?』


「そうそう…
 コイツはただのみぃ…な?」



サトシがアタシの頭を撫でて笑う



「そう…か?
 じゃそんな感じでな?」



音弥さんも笑ってくれた


『ね、ね?
 あのさ、尾形くんは青嵐だよね?』


「うそ…なんで知ってんの?」


『同じガッコだもん
 顔は知ってるよぉ…』


「俺…うれしい」



尾形くんはガバリと祐二に抱きついて
ヨシヨシ---祐二が頭を撫でてる



なんだ?

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