覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

怒髪 天を衝く /組長さんの決意


  

あれから…
組長さんは連れて行くとも
連れて行かないとも言わずに
とりあえず場を解散した

アタシ達は良一の部屋にいる



「はぁ…」


「なんか…考える事が多すぎて疲れた」


「ああ…久しぶりに脳がフル回転してる
 まぁ…それでも追い付けないけどな」


『まぁ…いいんじゃん?
 たまには頭使っても…
 それにさ
 いっぱい考えて動くのがいいんだって
 その方が大きくなれるって
 うちのパパがゆってた』



はぁ…



三人三様にため息を付かれた



「俺達…そろそろ行くか…」


「ああ…」


「頼むな…」


「ああ…」



直希と尚が立ち上がり
良一は申し訳なさそうに目を向ける



『…って…良一行かないの?』


「ああ…俺は組の事もあるし…
 それにお前を置いては行けないからな」


『いやいや…ダメでしょ
 良一、総長なんでしょ
 組の事もあるかもだけど
 総長として自分の口から
 言うべきでしょ』


「あ…ああ…」


『キツイ事言うようだけどさ
 それって逃げてんじゃん
 言い難い事でも言わなきゃ…
 組の所為にして逃げちゃダメだよ
 それが天辺(テッペン)に立つ
 人間だよ?』


「また、お前に教えられたな…」



なんでそんな顔で見つめるの?

一般的に見て男前の部類だろう
良一が熱い視線を送ってくる



「さすが…覇王の姫さまだな」


0
  • しおりをはさむ
  • 3027
  • 5451
/ 436ページ
このページを編集する