覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

1週間後・・・ /謎の建築と女の結託

 



『ねぇ?暁人
 英悟達、まだかなぁ?』


「そんなに英悟に会いたいのかよ?」


『いいじゃぁん』



今日は英悟たちが港に来る日。
1週間ぶりなんだけど待ちどうしくて、
ソワソワした気持ちを抑えきれない。


あの時の乱鬼如のみんなの顔が、
頭にに焼付いて忘れられない。

だからせめて、抗争に入る前に
少しでも楽しんで貰いたい…
そう思ったんだ。


今日は乱鬼如と同盟・傘下との顔合わせもするらしいし、同時に色々な打ち合わせも済ましておきたいって隼人は言ってた。


…ってか、アタシ…
みんな許可はして貰えたけど、
乱鬼如のみんなと同じで、
アタシも会った事なかったんだ…
同盟の人達…忘れてた。


『アタシも、同盟の人、初めてだった…』


「どうしたんだぁ?」


ぼそりと呟いたアタシに
大河が背を曲げながら覗き込んできた。


『ねぇ、大河…アタシ同盟の人になんて自己紹介しよう?』


「お前、自己紹介なんかするつもり?」


『だって失礼じゃん』


「じゃ、よ?コレ背中に貼っとけ」



サラサラと紙になにか書いてた大河に
「はいっ」と渡された紙には、
【仮 総長の女】。



『馬鹿大河』



恥ずかしいじゃん バカッ


大河とアタシを見ていた暁人が、
ニヤリと笑いやって来て、
大河の書いた紙に何かを書き足し
アタシの背中に貼りつけた


体をよじって紙を取ると
【仮 総長の女】の【仮】に
大きな×が付いていた

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