覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

抗争 /開戦



とうとう今日

すべてに決着がつく日




昨日はまた各チームの幹部が集合した

たぶんみんなで最終の確認を

してたんだと思う


昨日から…いや…一昨日から

港には戦闘前のピリピリした

空気が漂っていた


誰もが今日への気持ちを高ぶらせていた


それはまだ怪我人でもある

サトシと祐二も同じで…

「今度こそ実力で負けねェ」と

張り切ってる


お昼過ぎには彼女さんずが

たかちゃんの街へと先に出発した


アタシも本当は一緒に行くはずだった


けど…行かなかった


さんざんわがままを言って

みんなを困らせたけど

アタシが”どうしても"と言うと

みんなと一緒に

行動する事を許してくれた



「みぃッ 本当に"どうしても"なんだな?」


すごく真剣な顔をしたみんなに

取り囲まれ暁人に聞かれた



『うんッ お願いッ
 "どうしても"みんなと行きたいッ
 大人しくしてるからッ
 車から出ないからッ』


アタシも真剣にお願いした


だってこの落ち着かない感覚は

これまでにも経験した

アタシが行ってどうなるものでもないけど

なんにも手伝えないんだけどッ

それでも見届けたいと思った

見届けなきゃと思った



「そろそろ行くか…」


昂が時計を見て立ち上がる


覇王は二手に分かれる

昂と慎それに4・5番隊が

良一の待つ隣県に行く


暁人・隼人・大河・ユウ

それと1・2・3番隊が英悟の待つF市へ


今までと同じ様にみんなに

赤い飴玉を渡す


みんな 無事に戻ってきてね

そんな気持ちと一緒に…


出発の時、サトシと祐二とハイタッチで

健闘を誓った


「必ず勝つ」と…


いつの間にかそれがみんなに広がり

4・5番隊みんなとハイタッチをした

昂と慎とはハグをした


「全員 気合入れろッ
 すべて終わらせるぞッ」


暁人の強い強い声が響き



「「「「「おおおおおおッ」」」」」」




それに答える多くの声が響き渡った

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