覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

 


この1週間で港の敷地の中に
5つの建物が増えた



それは、アタシ達がT市から戻った翌日…



「お前等ぁー手伝えー」



やっちゃんの声から始まった



14代総長の突然の訪問にみんな、
驚きを隠せない様子で
唖然としてたんだけど…
実はアタシ達がT市に行ってる間に
基礎は出来ていたらしい。


港の敷地に大型トラックが入り、
やっちゃんの指示のままに
資材が次々と降ろされていく。

次々にやって来る人達はみんな、
覇王OBやパパの会社の同僚で
アタシも知ってる人ばかり。


「何が始まるんだろうな?」



遠巻きに首をひねる大河が
アタシを見るけど、パパからも
みんなからも何も聞かされてない。



『ねぇ?やっちゃん 何、作るの?』


「ああ?聞いてねぇのか?初代に聞け」



なんか図面みたいなのを見ながら
指示を出してるやっちゃんは
お仕事モード。



『パパに聞けだって…』

「んじゃ、みぃ 初代に聞いてみろよ」


相手にしてくれないやっちゃんを見ながら報告すると
みんなが期待の目で見てる…



メモリーからパパのを探すのさえも、
目を輝かせて見てるのはなんでだろ…



『もしもし?パパ?
 今ね、やっちゃん達が来てくれてて
 なんか作ってるの
 何作るのか聞いたら
 やっちゃんがパパに聞けって…』



---おぅ…それな?ご褒美だ
  俺等、先代からのな?


『そうなの?総会の?』


---ああ…それにお前も港にいる事だし
 小屋作ったら、港も手ぇ入れるぞ


『うん わかった 
 貰っとく。ありがとね?』


---ああ…俺もそのうち顔出すよ


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