覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

連合 /月下の蠍と

 


あ、よっこいしょ…っと



「みぃ~お前、ババくさいぞ?」


『え~しょうがないじゃん』




みんなより一足先に部屋に入り
ソファを移動していた
そこに来た昂の一言がこれ…



『結構重いんだよねぇ~ソファって』



自分の藍いソファで
膝を組んで昂を見る



「で…なんで移動させてんの?」


『だぁってさ
 ソファだと席が足りないし
 それにさ?
 みんなでまぁるくなって
 話した方が楽しいじゃん?』


「ああ…今日はそれでいくか…」




アタシをソファごと移動させる
おおぅ…力持ちだね、暁人


それを見ていた隼人が部屋の扉を開け
下に向かって大声を上げた


「幹部、こっちでもいいぞ」



その声にぞろぞろと
幹部達が集まってきた



「いいんですか
 俺ら、下でも大丈夫ですよ」


「ああ…
 ここでみんなで輪になって
 話すんだと」



大河がニヤリと笑ってアタシを見た



「みぃちゃん、ありがとうな」


「ここでソファ以外っての
 初めてだな」



なんとなくその場に腰を下ろす
…となると、次はお酒かな?


ビールを獲得する為に
カンカンと音を立てながら
階段を下りた



「みぃみぃ」


『サトシ、祐二、ツトムくん
 あれ?恭ちゃんも仲良し』


「ああ…お前の話で盛り上がってた」


『そんな事よりサトシ
 ミカ達ちゃんと送ってくれた?』


「ああ…もちろん
 友香もちゃんと送り届けたぞ」


『そっかぁ…よかった
 で、アタシの話って?』


「それぞれが知ってるお前の話」


ニヤニヤとしながら
顔を見合わせて、
それからアタシを見る…
変な話、してないでしょうね…

ジト目で見ると笑われた


「ウケるウケる」


『失礼なやつらだなぁ』


「怒んなよ~」


『ミカに言い付けてやる』


「ミカは俺の味方でぇす」



こうなりゃ…と言ってみたのに
サトシは自慢げに答える

くそう…最後の手段だ…


『じゃ暁人に…』


「ごごごごめんってば…
 いい事、教えてやるよ 
 アイツ…なんだっけ?


効果テキメンだ


「トシ?アイツ今
 犬、迎えに行ってるぞ」


『え、ぴよちゃんを?』


「なんか最近、引っ越して
 ここから結構近いんだと」

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