覇王~Blue Moonstone ~ 第二部 【完】

連合 /結集

 


ふあぁぁぁぁ…

おお…いいお天気
爽快な朝ですねん


時計を見るともう9時
ヤバい…遅刻だ

そこまで思って気が付く
ここは家じゃない…港だ
そかそか…昨日は港にいたんだった

それにもう夏休みだ
もう少し寝ても良かったかな

ま…顔でも洗いますか
髪を纏めて顔を洗ってハミガキ
…気持ちい~

テレビをつけて冷蔵庫から
カフェオレを出して一口、飲んだ


コンコンコン…とドアを叩く軽快な音



『暁人?どうぞ~』


「はよ…起きたか」



すぐに暁人だってわかる
だってアタシの部屋に
ストレートに来れるのは
暁人だけだもんね


『暁人、何時に起きたの?』


「あ?今、起きた…」



そう言えばまだちょっと
ぼんやりしてるかな


『いる?』


「ああ…」



手に持ってたカフェオレを飲んで
「甘めぇ…」と、顔を顰める


「ガキみてぇ…」



は?カフェオレに何か文句でも?


『じゃ、飲まなきゃいいじゃん』


「あ?ちげぇ…お前のここ…」


暁人はアタシの全開のままのおでこを
ちょんと指で指した

え、おでこ?
手でおでこを触ってみる


「お前のここ…
 まだ産毛じゃねぇか…」



おもしろそうにおでこを撫でる
なんか…子ども扱いされてるようで
気に入らない


『じゃじゃあ、暁人のは?』



みんなこんなもんじゃないのかな?

暁人のいるソファに飛び乗り
セットされていない前髪をあげてみる


『あれ?』


洗面所まで走って自分のおでこを確認


『あれ?』


たしかにアタシのおでこには
産毛があるけど…

ガチャリと音がして暁人が
アタシの横に並んだ


「どうした?」



もう1度、暁人のおでこを確認



『なんで暁人にはないの
 なんでアタシはあるの?』



ふたりで鏡を覗き込む
暁人も自分のおでこを見てる

う~ん…なんでだろ…


「ま…いいんじゃね?お前らしくて」


『子供って言いたいの?』



暁人はアタシのおでこを指で弾いて


「ん…可愛いっての…」



鏡越しにニヤリと笑って
洗面所を出て行った


はぅ…朝の暁人は激甘モード…


0
  • しおりをはさむ
  • 3006
  • 5364
/ 436ページ
このページを編集する