覇王~Blue Moonstone ~ 第四部【完】




「もう…いいですよね…」


数時間後

浜でみんなと遊んでたアタシに

半キャップを片手に

ひかりん達は控えめに話しかけて来た


そうっと、指の先で触ってみて

べたっとした感触が

どこにもないのを確認した


『うん、いいみたい』


どうやらずっと半キャップを

観察してたらしい


第一倉庫の前まで戻ると

サトシ達もやって来た


「は…剥がします…」


爪でマスキングの端を少し捲って

慎重に剥がしていく


全部を剥がし終わるとキレイな

日章旗とファイヤーパターンが現れた



「やったぁー…」


うれしそうに眺めて頭に乗せる



「おおー上出来じゃん」


サトシや裕司達、1年生組に

半キャップごと頭を叩かれて

うれしそうに笑うひかりん達


よかった…

上手にできて


「お…いいじゃねぇか?」


いつの間にか来てた幹部のみんな


一生懸命に作った半キャップを

褒められたひかりん達は

少し誇らし気に


「ありがとうございます」


頭を下げた

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