覇王~Blue Moonstone ~ 第四部【完】

奇襲 /嵐の前の…




これまた赤い顔の宗さんから

アタシを見えない様に

抱き込んだ暁人は舌打ちして



「じゃ…行くか…」



超不機嫌なご様子…



「良一、お前んとこのに
 単車借りれねぇか
 聞いてみてくれ」


「あ…はい
 でも単車でいいんですか」



良一はケイタイを出しながら言う



「ああ…コイツが免許取ったからな」



俺に内緒で…小さい声で嫌味も

忘れない


『だったら携帯いらないよ?』



広間を出て縁側に行く



『穂高かーマサキー
 単車かしてぇー?』



大声で言うと部屋から顔を出してくれた


「はぁー?なんだぁ」



『買い物、行きたいのー
 明日のパンッ…』



がばっと後ろから口を塞がれ


「わりぃ…貸してくんねぇか?」


暁人が穂高に言った


「ああ…」


穂高の返事を確認して

玄関に飛び出す


単車に乗れるぅー


アパートの駐車場に出て来てた穂高と

マサキ達…



「お前がのんの?」


『あったりまえー』



疑り深い目のマサキに胸を張る

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