覇王~Blue Moonstone ~ 第四部【完】

始める事 /あるばいとに行く




3年生のいない学校と港は

なんかすごく淋しく感じる


寒さもずいぶん和らいできて

アタシ達はまたお昼を

屋上で食べる様になった


でも同じ場所にいるのに

つい、こないだまでいた人達が

いないのは


本当に淋しいな…


しゃがんで手摺りを持って座り込み

中庭を眺めてた



『はぁ…』


「どうした?」



すぐ横から暁人の声がする

見上げると手摺りに腕を置いて

見下ろしてた


う…


風に靡く暁人の髪

きれい…

銀色メッシュがキラキラしてる


学校の…屋上なのに

2人の時にしか見せない様な

笑顔を見せられたらノックアウトだ



「なぁ?
 お前、バイトどうだ」



そう言いながら隣にしゃがんで

アタシの頭に手を乗せる



『うん、楽しいよ?』


「変なヤロウ、いねぇだろうな」


『おかげさまでね?』



嫌味半分で変顔して答えた



そうあれはバイト初日のお昼休みの事



「みぃ、俺
 今日から教習所通うわ」



徐に暁人が言ってきた


きょーしゅーじょ?



「お前もバイトだから
 ちょうどいいじゃん」



なんでも車の免許は誕生日の日に

取れるらしい


だからその日までに

教習所に行くらしい


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