社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)【完結】

□routine






「――…優子?」

「あ、拓斗さんおはようございます。もしかして起こしちゃいましたか?」





少し寝癖がついた拓斗さんが驚いた顔でリビングからキッチンへと顔を出した。





「いや、おはよう」





いつもはこんな事なかったから拓斗さんが驚いてしまうのは当然だ。


昨日お母さんと話す内に拓斗さんにお弁当を作ると決めた私はいつもより1時間早く起き、そのお陰で順調に出来て拓斗さんの寝癖まで見れちゃった。


いつもはセットされてるからおろしてある髪型は案外レアだったりする。





「どうしましたか?」

「いや」





もしかして、拓斗さんはキッチンで珈琲を淹れたいのかな?


いつも飲んでいるみたいだし、だけど私がキッチンを占領してるから…



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