社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)【完結】

□misunderstanding







「お疲れ様です!ここにくるなんて珍しいですね」





私がハッと気が付きこの状況を理解した時は、私の真横に座っていたはずの卓土さんが立ち上がり挨拶をしていた頃。





「今日は直々の視察ですか?」

「いや」





擦れ合う音が上から聞こえたと思えば、私のグイッと肘が上に引っ張られた。





「えっ…?」





その光景を見た卓土さんの素っ頓狂な声が聞こえた。


卓土さんが驚くのは当たり前だよね…


社長である拓斗さんが私の肘を引っ張ったんだもん。





「迎えにきただけだ」

「……」

「一体どうしたっていうんだ?説明してくれ」





どうしたってなにが?


私は何を説明したらいの??



0
  • しおりをはさむ
  • 536
  • 862
/ 634ページ
このページを編集する