社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)【完結】




「あらら…?優子さん、指輪してこなかったのね」





なんてお義母さんは私の薬指を見て言う。





「いえ、あの…」

「優子さん?」

「えっとなくて。そういう会話もしてなくて」





入籍して2週間と3日が経ったけれど、まだ一向に結婚指輪について話したりしてない。


と、いうかきっと拓斗さんは結婚指輪とかをしたくない派。


だと、私は決めつけている。





「貰ってないのね?」

「そうなります」

「何を考えてるのかしら」





全く拓斗は…、お義母さんは腕を組んだ。





「優子さんが可哀想だわ」

「へ」

「優子さんは欲しくないの?」





そりゃ、結婚した印に薬指に嵌めたいなって思う事はある。



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