社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)【完結】




外に出て携帯を耳に当て、呼び出し音が鳴ってる最中は優子ちゃんの顔を脳内に浮かべる。


優子ちゃんは俺の電話にどんな顔で出てるんだろうか。





『もしもし』

「優子ちゃん、遅くなってごめんね。とりあえず昼休み貰えたから大丈夫だよ」





勝ち目ない人のものだと知ってもその人から優子ちゃんを奪いたい。





「お疲れ様です」

『うん、ありがとう。優子ちゃんは今どの辺りにいる?』





少しくらい勝ち目はあると信じて…


0、01%でも望みがあるなら俺は行動しこの状況をどうにかすると思う。


――例えそれが優子ちゃんを悲しませる形でも。





「あっ」

『どうかした?』

「ワンコインランチありって書かれた看板が近くにあります」



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