木蓮ひらり

若葉 /4

脱衣場はごった返している。

一組から三組までの女子が入浴を終えて、四組から六組の女子と入れ替わる時間だ。

お風呂から上がった裸の女の子たちは、茹で上がったばかりの玉子みたいだ。

彼女たちがジャージを着て濡れた髪をタオルで押さえながら行ってしまうと、あたしたちはそれぞれのロッカーを確保した。


木蓮は一番奥の端っこを陣取って、ジャージを脱ごうとしている。


木蓮がジャージを捲り上げて、細い腰が露わになる。


こういうとき、あたしの目は木蓮に吸い寄せられる。


木蓮の肌が、発光しているように白くてきめ細かいことを知っているから。


誰だって美しいものを見るのは好きだ。


だから、あたしは自分を変態だとは思わない。




木蓮の背中がむき出しになったとき、あたしは息を呑んだ。



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