木蓮ひらり

ジュース /3

ヒデちゃんたちを見送った後、あたしと木蓮は雑貨屋を見ながら時間を潰していた。

少ししてママから連絡があり、あたしたちは立駐へ出てうちの赤い軽自動車を見つけた。

木蓮と二人で後部座席に乗り込む。


「友紀さん、こんにちは。たびたびお世話になってしまって」

木蓮はすぐにママに挨拶をした。

「お世話が好きなのよ。こないだおみやげありがとね」

「こちらこそ、ありがとうございました」


あたしは助手席にあるいくつかの紙袋に目が行った。


「ママ、何買ったの?これ服でしょう?」

「何っていろいろ。ボーダーのカットソー、色違いで三枚買ったから共有しようよ」

「いいね!」

「それよりデートはどうだったの?」

「デートじゃないもん。旅行のおみやげを渡しただけだもん」

「それだけ?友実にしては慎重だね」

「ほっといて。お世話が過ぎるよ」

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