アルキメデスの誘惑

SP戦隊 /屋上ランチ会議





教室の席につくなり、わたしは強烈な顔面リンパマッサージを受けている。


遠慮なくアルキメデスの席に腰を据えたマユミの10本の指が、わたしの顔を尋常じゃない圧力で、押したり伸ばしたり。


「グウッ……ヌウッ……」


指圧の力に耐え切れず、わたしの首がうしろに反りはじめた。


「逃げないで、ミナミ!」


マユミの叱責が飛んでくる。


とても話をできる状態ではない。


しかし売れっ子モデルの美技はスゴかった。


苦行に耐えること5分。


大福だった顔は、すっかり元どおり。



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