七色セツナ。1【完】

第3章 波乱の体育祭 第二部 /side 朱羽







side 朱羽



多分。


今思えば、一目惚れだったんじゃないかと思う。


入学した高校の教室で、たった4人しかいない
女の中の一人が、俺の右隣に座っている。


その横顔は、
つい最近まで、中学生だったとは思えないほど
凛としていて、すごく大人っぽく見えた。


中学の時に、俺に寄って来てた女は
ひでェ化粧をしたケバい奴や、
わざと上目遣いをしてくるような、作った女。


こんな、凛とした女は、見たことがなかった。



入学式直後の自己紹介


「篠原花凛です。

よろしくお願いします」



・・・やっぱり、
「凛」という字が入っているんだな。


俺は、ちょっと嬉しくなっていた。


そして。


この時から無意識に、目で追ってる事に気付いた。


でも、自分から話しかけるなんて出来なくて。


ただ俺だけが、意識していた数日後...


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