七色セツナ。1【完】

第3章 波乱の体育祭 第二部 /無意識





「何を笑ってるの?ユカ」


宏晃が、ふんわりと微笑んで、
ユカの顔を覗き込んだ。


「宏晃先輩。

今、花凛ちゃんとコタくんが走ってるんですよ」


「ああ、ユカの代理で出てくれた篠原さんだね」


「はい。

なんか、コタくんが焦ってて、おもしろくて」


「ああ、西園寺……くんだったね」


「彼はウチのクラスの、ムードメーカーなんですよ。

みんなの事、まとめるのも上手だし
今回の体育祭の準備も、ずいぶん手伝ってくれました。」


「・・・なるほど。」


「コタくんと花凛ちゃんは、よく喋ってますけど
あくまでも、友達の会話なので……

ああして、コタくんが密着した事で、
花凛ちゃんの事を
意識しちゃったんじゃないか……と...」


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