七色セツナ。1【完】

第1章 はじめまして。 /恭弥の立ち位置。





「よっしゃ!

今から決起集会で、マック行くぜ~」


コタが、クラス中に聞こえるように叫ぶ。


大して声を張り上げなくても、充分に聞こえるのに。


「部活のヤツは、部活がんばれよ。

部活、バイトねェ奴、マックだぞ!」


「ユカは?」


花凛が、ユカに問いかける。


「あ、これから委員会だから。

今決まったの、提出してこないと」


「じゃあ、ユカちんには
オレが明日、お昼をご馳走するよ」


ニッコリと恭弥が微笑む。


「ありがとねー。恭弥くん。

じゃあ、私行ってくるからー」


「ユカ、がんばって」


花凛と恭弥に手を振られ
ユカは先ほど決めたメンバー表を持って、
教室を出て行った。


他のクラスはもうHRが終わったようで、
廊下には部活に向かう者、帰宅する者で
ユカの後ろ姿は、すぐに見えなくなった。


0
  • しおりをはさむ
  • 126
  • 3590
/ 367ページ
このページを編集する