七色セツナ。1【完】

第6章 片瀬宏晃という男 /side 朱羽







side 朱羽



16歳になる、ひと月前に
俺は教習所に入った。


一発免許で取得することも考えたが
学科の問題集を見て、情けねェがお手上げで
学科試験で落ちるのは、
もっと情けねェと兄貴に言われ
素直に教習所を選んだ。


通い始めれば、なんてことなくて
ちょっと理解すれば、
学科も落ちなかったんじゃねェかと
今更だけど、後悔した。


このままいけば、誕生日には
免許が取れるかも知れねェ。


ウチの高校は、比較的自由だが
バイク通学だけには、うるせーから
真季乃に言って、店の駐車場を借りることにした。


朝、単車で店まで行って、
そこから徒歩で学校へ。


帰りは店まで行って、家までは単車で。


その単車をどうするか……

兄貴に……

いや、従業員に聞いてみるか……


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