七色セツナ。1【完】

第9章 笑えない理由(ワケ) /side 虎太朗







side 虎太朗



「あ、ショップがある……」


花凛が嬉しそうな顔をして、
売店に釘付けになっている。


朱羽と恭弥がトイレに行っていて、
ユカ達も一緒に行ったから
俺と花凛は、
その近くで待っていたところだった。


「なんか、欲しい物あるのか?」


「・・・ちょっと見たい」


いたずらが見つかった、子供のような顔をした花凛。


「見ようぜ」


ウズウズしてる花凛が
かわいくて、思わず手を引っ張った。


こういう売店って、男は興味がねェから、
何人かの女子がいるだけだ。


売店に入った途端、
キラキラとした目に変わった花凛。


・・・ここ最近、あんまり元気がなかったけど、
今は凄く楽しそうだ。


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