七色セツナ。1【完】





「確かに、熱くなり過ぎだ。

真季乃の言う通りだ。

花凛が悪い訳じゃねェ。」


やっぱり、コタは冷静に判断が出来てる。


「でも、相手が悪い……」


恭弥が、チラリと朱羽を見る。


・・・どういう事?


「”ただ”の渡辺じゃねェ。

烈火の渡辺だ」


烈火?


烈火って、あのー


「・・・分かってる」


朱羽の目だけは、変わらない。


「何がしてーんだ?

アイツ...」


恭弥は、冷静さを取り戻したものの
イライラ感は、隠せてない。


花凛が飲み物を持って、戻って来た。


ユカと美雪も、後ろから歩いて来る。


「みんな、ごめんね?

探してもらって……」


「花凛...」


朱羽が、自分の隣りの席へ促した。


いつもの、花凛を見る優しい目付きじゃない。


「外は勿論だが、学校内でも気を付けてくれ」





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