七色セツナ。1【完】

第9章 笑えない理由(ワケ) /2人にしてくれ。




遊覧船は、豪華だった。


乗船は希望者のみで
他は、この場所を含む
公園一帯を自由に散策。


帰りのバスが出るまで、自由時間。


「………」


「だから乗るなって言ったのに!

バスで酔う人が、
船に乗って平気な訳ないでしょ!!」


皆が乗ると言うので、
つい乗ってしまった恭弥は
当然ダウンしていた。


真季乃が怒っても、返事をする余裕さえない。


「で?

ユカも頭が揺れてるけど?

酔ったの?」


頭ごと、フラフラしているユカ。


「ううん。

眠い……」


「アンタたちは!」


船の周遊が終わると、
朱羽とコタが恭弥を担いで、バスに向かった。


座席の一番後ろに寝かせると


「私も寝てる」


と、ユカも椅子に座った。


0
  • しおりをはさむ
  • 122
  • 3435
/ 367ページ
このページを編集する