七色セツナ。1【完】

第9章 笑えない理由(ワケ) /side 花凛







side 花凛



中3の時、
一つ下に、かわいい男の子がいた。


茶髪のサラサラの髪で、
ちょっと目立ってた事もあって
「あの子、かわいいよね」って
友達にも言ってた。


ある日の放課後、
あっちも3人、こっちも3人で、
校内の水道の前で、ばったり会った。


すると
横にいた友達が、彼に向かって言った。


「彼女いるの?

この子、あなたの事が好きなのよ?」


え?


何言ってるの?


ビックリして、友達の顔を見ると


「彼女は……いない」


「じゃあ、付き合っちゃいなよ」


「うん。

・・・いいよ」


突然の出来事に、まるで他人事のように見てた。


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