七色セツナ。1【完】

第2章 波乱の体育祭 /side ユカ







side ユカ



「いいよね。彼」


隣りの席で、優雅にお茶を飲む生徒会長。


片瀬 宏晃(カタセ ヒロアキ)先輩。



「彼?」


・・・私の前に
用意された紅茶も、優雅な香りがする……。


紅茶はティーバックか
ペットボトルしか、飲んだ事がなかったのに。


この先輩は、
何やら高級な絵柄が描かれた缶を開けて
更に、高級なカップで飲むんだ。


「ああ。

君のクラスメイトだよね?

あの銀髪の」


「恭弥くんですか……?」


「”ハナシ”をしておくか...」


「会長?」


「会長って、呼ぶなって言ったよね?

名前で呼べって」


ふっと
ため息をつくと、ゆっくりとこっちを向いた。


「あ、すみません。

でも、他の人は会長って……」




「会長!!」


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