七色セツナ。2【完】

第10章 それぞれの想いは /報復





「相談があるの」


そうユカが切り出した今は、昼休み。


教室の隅で、女子4人は固まって
お昼ごはんを食べている。


こういう時、男子は近付いてはいけない。


不用意に近付けば、女子からの評判はガタ落ち。


「で、何よ?相談って」


真季乃が聞くと


「うん。

宏晃先輩の事。」


「ほほー」


花凛が頷くと


「どんな事なの?」


美雪も興味があるらしい。


「あれから毎日、
登下校時に、車で送迎されているの」


「されてるねぇ」


花凛だけじゃなく、
この学校の生徒、ほぼ全員が知っている。


しかも、ほとんど会長がユカを抱っこ(担いで)
乗せているのが、面白いらしい。


それを見ないと一日が始まらないとか、
帰れないとか、見られると幸せとか、
好きな人と結ばれるとか...


人に寄って、解釈は様々。


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