七色セツナ。2【完】





「なんで、俺の女だなんて言ったんだよ?」


「俺の女にするからだろーが。

生温いんだよ、お前ら。」


「でも、言ったところで付き合ってねェだろ」


「あー。

流された事になんのか?あれ」


「そうならないために、俺らは地盤張ってんだよ。

男に悩まされていたんだ。

次は、慎重にもなるだろうしな。」


「なるほどね。

花凛ちゃんって、一筋縄でいかないタイプか」


蒼夜さんが、顎に手を当てて考え出した。


「それに……

守らなきゃならねェのは事実だ」


「何から?」


「・・・クラスは違うが、
同じ学年に烈火の奴がいる。

そいつが、花凛に近づいてる。」


「あ?」


兄貴の眉間に、皺が寄る。


いつも穏やかな蒼夜さんも、夜天使の顔になった。





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