七色セツナ。2【完】

第11章 夏休み、突入 /桜蘭の王





「どういう事だ?」


「・・・桜蘭出身のアンタなら、分かるよね?

・・・蒼夜さん」


「……」


蒼夜は、朱羽を見つめたまま。


「蒼夜さんレベルなら、
”王”になっていた筈だ。

・・・生徒会長が惚れてる女が、
ウチのクラスにいる。

そいつが狙われた時、会長に俺達が呼び出され
王と王の潰し合いの話をされた。

流血事件レベルだ。

そいつが、蒼夜さんだったんじゃないか?」


「……」


「少なくとも、同学年には女がいなかったから、
今とは違う理由があったんだろうが……」


「そうだよ?」


蒼夜が、ニッコリと微笑む。


「1年の時も、2年の時も、3年の時も……

俺は、桜蘭の王になった。

・・・それは、夜天使のため。

全ては、恵衣のために」


0
  • しおりをはさむ
  • 69
  • 3432
/ 380ページ
このページを編集する