七色セツナ。2【完】

第12章 花火大会の夜 /Case outbreak





「花凛。」


「ん?」


「エロいんだけど」


花凛に浴衣を着せた、真季乃が呟いた。


「高1に見えない。」


「大丈夫。

ホントの年に、見られた事ないから……今更」


「そういう意味じゃ、ないんだけどさ。

髪をアップにしてるから、尚更ね」


「真季乃は、かっこいいんだけど。

和風ロック少女みたいで」


黒地に赤い蝶が舞う浴衣は、
真季乃の髪色とも合っている。


花凛は、黒地に白と紫の百合。


大人っぽい花凛に、負けないデザイン。


真季乃が、barにいるユヅルに
そろそろ車を出して欲しいと、言いに行った。


「花凛、行こう。

でも、その前にbarに寄れって」


「え?

ガレージに行くんじゃないの?」


「みんなが……

特に、仁坂さんが
花凛の浴衣姿を見せろって、喚いてる……」


「……」


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