七色セツナ。2【完】

第12章 花火大会の夜 /Arrival of the King




電話を切ると、
林道の入口から爆音と共に3台の単車。


その後ろから、漆黒のジャガーが姿を見せた。


その後ろに車が6台、単車が4台付いて来ていた。


恵衣が、ジャガーを購入したとは聞いていたが、
初めて見る漆黒のジャガーに、
先に空き地に来ていた
男たちは、一斉に息を飲んだ。


恵衣が降車する前に挨拶をするため、
恵衣と一緒に
ここに来た者達は、急いで単車や車を降りた。


・・・王が、ジャガーから降りると、
男たちは、一斉に頭を下げた。


辺りの空気が変わった。


恵衣は黒いバンを睨み、真っ直ぐに歩いて行く。


全員に、緊張が走る。


車の手前まで来て、足を止めると……


「お前ら、急で悪かったな。

助かった」


「いえ!いつでも!」


「お前らは、手を出さなくていい。

朱羽、虎太朗、恭弥。

お前らが、始末をつけろ」


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