七色セツナ。2【完】

第12章 花火大会の夜 /The princess who was saved





「着いたぞ」


ジャガーが、blueの駐車場に停まった。


恵衣は
車を降りると、助手席にまわり
花凛を抱きかかえる。


「ほら、また首に手をまわせ。」


真季乃が電話を入れていて
裏口には、ユヅルが待っていた。


「花凛ちゃん...」


「オーナー...

すみません...」


「どうして、花凛ちゃんが謝るの?

さ、早く中に入って。」


「花凛、シャワーを浴びてこい。

オマエから、安っぽい香水の匂いがする……。

オマエの、いい香りが消されている」


「仮眠室のシャワーを使って。

着替えも、あるでしょ?」


ユヅルが仮眠室のドアを開けた。


「・・・はい」


「終わったら、VIPルームに来い。

待ってる」


花凛は
恵衣に頭を撫でられると、仮眠室に入って行った。


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