七色セツナ。2【完】




この中で、一番大人なのは虎太朗だな。


朱羽も恭弥も、
まだ感情を抑えることが出来ないガキだ。


「いいんですかね、勝手に開けて」


「大丈夫。

この家は、従業員や来客が多くてさ。

事務所の冷蔵庫も
ここも、専用のを置いてんの。」


こいつは感情を隠して、俺に気を使っている。


客商売を、やっているだけある。


こいつらのお守りも、虎太朗のおかげで助かるよ。




朱羽が、シャワーを浴びて戻って来た。


「おいおい……」


血の気が、失せてねェ。


「次、どっちか入ってこい」


虎太朗と恭弥が風呂から上がっても、

朱羽は口を開かないばかりか、
煙草を吸う以外、動きもしない。



しょうがねェ...





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